映画「英国王のスピーチ」を見た

兄王のスキャンダルのとばっちりで、いやいや英国王になったジョージ6世。彼は内気な性格の上に、左利きの無理な矯正、乳母による虐待王室なのにそんなことが本当にあったのか!?などの原因による吃音症に悩んでいる。王となればさまざまな機会に人前で、あるいは放送を通じて演説をしなくてはいけないのだが、彼にはそれが悩みである。
というわけで妻であるエリザベスが見つけてきた吃音矯正師のもとに通うようになる (王室と庶民の間の垣根が驚くほど低い)。その二人のガチンコ勝負とも言えるやり取りが中々面白くこの映画の見所になっている。
初めから結末が分かっている物語を興味深く引っ張っていくだけの魅力が、この一見地味な映画にはつまっている。その一つにイギリスの英語の響きがある。もちろん素人だから細かいニュアンスなどはわかりっこないのだが、耳に心地良い。